2016年12月11日日曜日

郡山少年サッカー新人大会

今週から市内20チームが参加しての新人戦が始まりました。
今週は2日間で5チーム4ブロックに別れてリーグ戦を行い、上位2チームが次週の決勝トーナメントへ進むことになります。
そこで6位以内に入ると、来春の郡山サッカーフェスティバルへ出場することができます。

リーグ戦はリガーズ、行健、開成、大槻と同じブロックになりました。
このうち2チームとは来年度のリーグ戦でも戦っていく相手となります。

先月の県南新人戦では、初戦敗退となってしまった新チームですが、この大会でどこまでできるのか再び力試しの機会となりました。

【1日目】
気温が大きく下がり、時々雪が舞い散る中での試合となりました。

■vs 開成
初戦は現トップチームがこの1年間に何度も対戦し、しのぎを削ってきた開成です。



前半は互いに譲らず0-0のスコアレスのまま後半へ。
後半に入り、相手のロングボールをGKが処理しきれなかったところを詰められて先制点を許してしまう。
しかし、そこから1点を返し同点とすると、勢いに乗って逆転ゴールを決めて、2-1で大事な初戦をものにします。








■vs 行健
2試合目の相手は行健。サイズ的に柴宮よりも一回り大きいような感じで、6年生とも遜色がないぐらいです。



立ち上がり、相手のCKから先制を許すと、2点目もCKからの失点となり、2点のビハインドを追ってしまう。



その後もなかなかペースを握らせてもらえず、相手に2点の追加点を許してしまい、0-4での敗戦となってしまいました。




1日目を終えて、行健とリガーズが勝ち点4、柴宮と大槻が勝ち点3で後を追う結果となりました。


【2日目】
■vs 大槻
勝ち点で並ぶ大槻との対戦。
決勝トーナメント進出への可能性を残すためには、絶対に落とせない戦いとなります。

前半、風上にエンドを取った柴宮が優勢に試合を進める。
相手エンドでのゲーム展開が続く中、ゴール前でやや混戦状態から、相手のクリアミスがゴール前正面にこぼれる。
これをPA外からダイレクトで放ったシュートが見事に突き刺さり、欲しかった先制点を得る。

これで勢いに乗り、追加点を狙って攻勢を強める。
中盤からドリブルでPA内まで侵入し、相手GKとの1対1の場面を作り出す。
これを落ち着いて蹴り込み、2-0とリードを広げる。



前半は守備陣も大きな破たんなく、このまま2点リードで終了。

後半に風下となるが、前半の勢いを維持し、柴宮が主導権を握る。
両サイドから果敢に仕掛けてチャンスを作るが、なかなか決定機までは至らない。

それでも再び右サイドからドリブル突破を仕掛けると、PAわずかに外でファールを受け、FKのチャンス。
このFKを相手GKの頭上を抜き、直接叩き込む。

しかし、3-0となって一瞬気が緩んだのか、直後のプレーで1点を返されてしまい、リードは再び2点に。
ここからは一進一退の攻防となるが、互いに決定機には至らず、3-1で試合終了。



最終戦へ決勝トーナメント進出への望みをつなぎました。




■vs リガーズ
この試合を前に他チームは全試合を消化。
その時点で、1位の行健が勝ち点8、2位のリガーズが勝ち点7、柴宮は勝ち点6で3位の状態。

勝てば首位通過、負ければ3位で終了という、勝ちが絶対条件の中で迎える試合となりました。

この試合も前半は風上となった柴宮が、やや押し込む展開で試合が進む。
CKやFKで何度か決定機を迎えるが、相手の粘り強い守りやGKのビッグセーブの前になかなかゴールを割ることができない。





前半終了間際に放ったシュートもゴールマウスを捉えるが、相手GKにはじき出されてしまう。
このプレーで得たCKのチャンス。これが前半ラストプレーという時間帯。
放たれたCKはニアポスト際に立っていたGKの頭上を越えると、風の力も作用したのか、直接ゴールに吸い込まれて待望の先制点。

いい時間帯での先制ゴールに、チーム全体が勢いづいてハーフタイムを迎える。



後半に入って風下となると、相手の攻撃を受ける時間帯もやや増えるが、中盤やDF陣が奮闘し、相手に決定的なチャンスを作らせない。
中盤もセカンドボールを必死に拾い、前線へと供給するが、決定的なチャンスを作り出すまでには至らない。

1-0のままゲームは進んで残り時間も3分程となり、このまま終われば柴宮が決勝トーナメント進出という展開。
しかし、ここからドラマのような試合展開に。

1点を返せば柴宮を上回れるリガーズが攻め込んでくると、これをさせまいと柴宮も必死に守る。
しかし、PA内でシュート体勢に入った相手の足に、DFの足がかかってしまい、痛恨のファウルとなりリガーズのPKへ。

このPKを決められてしまい、試合は振り出しに。
この時点で残り時間は2分。

引き分けでは3位に終わる柴宮は、最後まで諦めることなく相手ゴールへと果敢に向かう。
手元の時計で20分が経過し、残るはアディショナルタイムの1分のみ。
相手ゴール前まで攻め込むと、ゴール前を固める相手にブロックされて弾かれたボールはゴールラインを割り、柴宮のCKとなる。

これが本当のラストチャンスの場面。
ボールはニアポスト付近へ飛び、GKがキャッチして万事休すかと思われたところでファンブル。
そのボールをニアに詰めていた選手が体ごと押し込んで起死回生のゴール!!



劇的すぎる展開に、選手もベンチも大歓声!

直後にタイムアップとなり、2-1での勝利。
この結果、3勝1敗で勝ち点9となり、グループ首位で決勝トーナメント進出を決めました。



2日目の2試合は勝ちしか許されないという状況の中、しっかりと結果を出してくれた新チームの底力に驚くと同時に、少しずつではありますが成長の証が見えた気がします。

チームとして立ち上げたばかりで、まだまだ未完成で粗削りな分、たくさんの伸びしろがあるのだと思います。
来週の決勝トーナメントも厳しい戦いが続くと思います。
その中で、また一歩でもチームとしての歩みを進めてもらいたいと思います。


昨日、今日と非常に寒い中で準備、運営にご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
来週も会場校となりますが、引き続きのサポートをよろしくお願いいたします。

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